2012/02/14

歌川国芳展

毎日寒いですね。


そんな先週11日(土曜日)、歌川国芳展@六本木ヒルズ(森アーツセンターギャラリー)に行きました。
平日にいくつもりだったのに、連休の土曜日午後、ぎりぎり最終日の前日というバッドタイミング。
80分待ちの行列、あ〜ぁ。(帰りエレベーターも行列)


浮世絵の展示なので、小品ばかりで薄暗い照明。
わかっていたはずなのに、展示室も壁にへばりつく行列で一寸ずり(少しづつしか動かない)
作品は頭越しにしか見えません。
















入室前にぐったり、心も体も萎えそうになりましたが、そんなことでは都会の展覧会で
獲物をみつけることはできません。六本木仕様に心を奮い立たせます。
有名なねこや金魚や鯨退治の絵はすっとばして、頭越しにでも印象に残る絵を探します。


で、見ーつーけーまーしーたっ。



















「龍宮城  三種の土産を贈る」
もののけや異形(&ねこ)を得意とする国芳ですが、これは私の中でピカイチ。
鯛やタコふぐの目がイっちゃってます。(クリックしたら大きくなります)アドレナリン出まくり。
竜宮城を悩ます大ムカデを退治してくれた田原藤太秀郷に三種の土産を贈る図とありますが、主人公(?)の田原藤太秀郷より右手に見える竜宮の主(赤い髪)がシュールすぎて目立ってる。見たとたんノックアウト。


おまけに額から貝殻のビーム出してます。


よく見たら、背後からの貝殻の槍?とも見えるし、槍でも十分満足ですが、額からのビームだったら嬉しすぎる。
「面白くないものは罪です」とでも言ってるような。国芳のクールなハイテンション。
満足の獲物を見つけて、交通費と時間とチケット代の元をとってほくほく帰ってきました。


<おまけ>
黒っぽい群衆の中で目立ってた、人参色の髪の毛、春先取りファッションで決めてた男子。
1人でというのもgood。
今日はバレンタインですね。彼はチョコレートを貰ったかな。