2011/08/19

なんだかんだの病気自慢




























8月11日発行の「なんだかんだの病気自慢」です。
雑誌クロワッサンの人気連載が一冊に。
私も72人のうちのひとりとして書かせていただきました。6年前の手術の顛末。

手術が成功してICUで目覚めた時、手術を自分から望んだにもかかわらず
執刀した主治医(大好きなのですが)が憎らしくなって
「よ、く、も、切ったなああぁぁぁあ(痛っ)」と心の中で、一瞬でしたが。

そして、ヒヤっとしない聴診器に感動した私に

それは医学教育の結果で、じつは触診の時も、ヒヤッとしないように手を温めろと教
えられます。
医学とは、もし自分がされるなら、ということを常に考えるにつきると言っても過言
ではありません。
医者が病気を治すのではなく、医者は、患者自身の治りたいという力をサポートする
だけのもの、外科医は自分が治したと思いがちですが、それは未熟というものです。

などなど、男前の主治医の言葉(哲学)に目からうろこがポロポロポロな入院生活で
した。しかし、そんな正しく美しいことには1行も触れず、いっぱいいっぱいだった
自分のことばっかり書いています。いつでも患者目線。あれから、おかげさまで元気
でおります。一病息災。

それにしても、71人の方々の多彩な病気自慢(?)に圧倒されます。